「乳酸菌」と言えばヨーグルトなどを思い浮かべ、「お腹に良い」というイメージが強いのではないでしょうか。
実は乳酸菌というのは、単にお腹に良いというだけのものではありません。
なんとインフルエンザにも効果があるという結果があるのです。
明治乳業が小学生らを対象にして、インフルエンザウイルス感染などの健康状態に関する調査を行いました。
この調査では、同社の「1073R-1乳酸菌」を使用したヨーグルトを継続的に摂取してもらうことにより、学級閉鎖や児童のインフルエンザウイルス感染がゼロに至ったという結果が出ました。
これは、山形県舟形町と佐賀県有田町の町内全保育園・幼稚園児・小中学生の計22校3,012名を対象に、1年間実施している調査で、同社「1073R-1乳酸菌」を使用したヨーグルトを給食時などに摂取させたというものです。
佐賀県内の幼稚園・小中学校の学級閉鎖の数は16件発生しており、インフルエンザシーズンに入った状況下で、佐賀県有田町では学級閉鎖やインフルエンザ感染報告が無かったという結果が出ているのです。
また、京都大学医学部の戸井雅和教授と東京大学大学院医学系研究科の大橋靖雄教授が発表した研究では、乳酸菌飲料の摂取が大豆イソフラボンの乳がん発生抑制効果と同様の効果があることを突き止めているなどの報告があります。
お腹に良いというだけじゃない乳酸菌。
これからもっと乳酸菌が注目されていくことは間違いないでしょう。
(関連項目)
・その他の栄養素