あなたは「ビタミン様物質」というものを聞いたことがありますか?
ビタミン様物質というのは、ビタミンではないがビタミンのような働きをするものを言います。
ビタミンの様に、摂取しないと欠乏症になってしまうというものではなく、体内で合成できるので、ビタミンの定義である「微量で体内の代謝に重要な働きをしているにもかかわらず、自分の体内でつくることができない化合物」から外れてしまうものを言います。
摂取しなければならないというものではありませんが、ビタミンと同じような働きをするので、私たちの健康と深く関わるものです。
ビタミン様物質は加齢により体内で合成される量が減少するため、それぞれの役割や働きを理解して補給することが望ましいですね。
下記が主なビタミン様物質と働きです。
イノシトール
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神経機能の正常化、コレステロールの流れをよくする |
コリン
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コレステロール値の正常化、脳の記憶形成を助ける |
コエンザイムQ10
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強い抗酸化作用を持っている |
PABA
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葉酸の合成に必須。皮膚と髪の老化を防ぐ |
リポ酸
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抗酸化作用をもつ、ビタミンCとEの効果を増強する |
ビタミンP
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抗酸化作用をもつ、ビタミンCの効果を増強する |
ルチン
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毛細血管壁を強化し血圧を降下させる |
ビタミンU
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胃腸の粘膜の新陳代謝促進。キャベジンとも呼ばれる |
「コエンザイムQ10」は化粧品などにも配合されているのでご存知の方は多いかと思いますが、他にもたくさん種類があるんですね!
(関連項目)
・ビタミン系のサプリメント