コーヒー派か紅茶派かと聞かれると、約7割の人がコーヒー派だと答える現代。ところがコーヒーには健康に悪いイメージがある人が多いのもひとつ。
そんなイメージを覆す論文やデータが近年多く発表されています。
まず最初に健康によくないと思われる原因がカフェイン。
カフェインで悪いとされていたものは依存性。
これはカフェインの中に含まれるタンニンの影響なのですが、ごくごく少量しか含まれておらず、抽出方法によっても変わってきますが、1日コーヒー1リットル以上飲むという方は気にした方がいい、という程度です。
逆にカフェインの嬉しい効果は、脳に刺激をあたえ、作業効率をあげてくれること。脂肪を分解する酵素を活性化してくれること(運動の20~30分前に飲む)。 新陳代謝を促進してくれ、肝臓、腎臓の働きを活発にしてくれること。
などがあります。
さらにクロロゲン酸というポリフェノールの一種がコーヒーに含まれていることが分かり、これは癌や動脈硬化の原因となっている活性酸素を消去してくれることが分かってきました。
それでも特にコーヒーを飲むのに気を付けた方がいい人は、胃酸過多、胃潰瘍をお持ちの方、鉄分不足の方、それにたばこと一緒に飲むという方はタイミングに気をつけるのが大切です。
それぞれ食後すぐに飲むと、胃酸が出すぎて胃壁を傷つけたり、鉄分の吸収を妨げてしまいます。食後30分はあけて飲みましょう。たばこは胃粘膜の血流を悪くし、防御機能を弱めてしまいます。併用は避けましょう。
難しいことを色々書きましたが、なんといってもコーヒーにはリラクゼーション効果が高くあります。コーヒーの香りを嗅ぐと落ち着き、ストレスを軽減させる効果があります。
もし、コーヒーに悪いイメージを持っていて、飲むことに罪悪感を持っている方がいるとすれば、それは全く気にすることはありません。ゆっくりと、リラックスタイムを味わって下さい。
(関連項目)
・サプリと美容に関するその他の知識