私たちの食べるものは血液内で糖に変えられ、体を動かすエネルギーになります。
糖は活動するには不可欠な存在ですが、血液中の糖が高すぎると血がドロドロになり、低すぎると大脳の栄養不足になります。血糖値は一定であるのが望ましいのです。
それを体内で行ってくれているのがインシュリン。
しかしインシュリンはその安定を保つために、摂りすぎた糖は脂肪に変える、という防衛手段をとります。
ということは当然、急激に糖を摂りすぎると脂肪にされる量も増えるということ。
そして脂肪が溜まり、肥満になってしまうと糖質をエネルギーに変える力も低下してしまいます。悪循環ですね。
脂肪を溜め込まない為には血糖値の上昇を緩やかにするのが効率よくダイエットを成功させる秘訣です!
その指標になるのが低GI食品。
GI(グリセミック インデックス)とは食品の血糖値の上げやすさを示した数値のことです。
ブドウ糖や白米を摂取した時の血糖上昇率を100として、その他の食品の数値を割り出しています。
GI値が低いほど、血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。
基本的に食物繊維を多く含んだものはGI値が低く、玄米や野菜、海藻、豆類がそれにあたります。
精白された砂糖やそれを含んだジュースやお菓子はやはりGI値高めなので要注意!!
さらに食べ合わせや調理法でも数値が変わってきます。
白米でも納豆ごはんや味噌汁と一緒に摂れば数値は70前後。
酢や油で炒めたものも、そのままより数値はさがります。
パンでも精製された食パンなどよりは全粒粉を用いたパンの方が上昇は緩やかです。どうしても白米や高GI食品を食べたい時は、先に野菜や豆類を食べておくと、糖分の吸収をゆっくりにしてくれるので、順番も大事なことをおさえておきましょう。
なるべく満腹感、幸福感を得られて、太らなければ本当にいいですよね。
うまく取り入れて、美味しく、健康的に、理想に近い体を手に入れましょう!
(関連項目)
・メタボが気になる・ダイエットをしたい人に