ミネラルは、「微量ならがビタミン同様、体の構成物質として重大な役割をもつもの」と言われています。
適切な量のミネラルが体内に存在しなければ、ビタミン等の抗酸化物質をどれだけたくさん摂取しても意味が無くなってしまうのです。
また、ミネラルが不足すると、体の基本的な機能である防御機能、活動機能、生殖機能が低下し、慢性的なミネラル不足はがんや糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病のリスクを高めることになります。
ですからミネラルは、ビタミンと同様にバランスよくとることが大切で、欠乏しても過剰に摂取しても健康に影響が出てくるものなのです。
▼主要ミネラル
【カルシウム】
骨や歯を形成、神経の興奮を抑制する役割
【リン】
骨や歯を形成、糖質代謝に関与する役割
【カリウム】
心臓や筋肉の機能調節、塩分量の調節をする役割
【イオウ】
アミノ酸の構成要素として体の組織をつくる役割
【塩素】
消化促進、pHを調節する役割
【ナトリウム】
体液のバランスをとり、神経、筋肉の興奮を鎮める
【マグネシウム】
約300種類の酵素反応に関係している
▼微量元素
【鉄】
赤血球中ヘモグロビンに含まれ、酸素を運ぶ
【亜鉛】
たんぱく質の合成に関与する
【銅】
ヘモグロビン合成に関与、抗酸化作用がある
【ヨウ素】
発育を促進、甲状腺ホルモンとして働く
【セレン】
抗酸化作用がある
【マンガン】
糖質・脂質の代謝、骨形成に関与する
【モリブデン】
糖質・脂質の代謝に関与する
【クロム】
糖質・脂質の代謝に関与する
【コバルト】
ビタミンB12の構成成分で造血作用がある