毎年夏になると悩まされるのが紫外線対策。注意して予防していても、どうしてもダメージを受けてしまいます。でも、紫外線を浴びてしまってからでも対策は遅くありません。
紫外線はシミの原因となるメラニンを生成するほか、肌のハリや弾力を維持するコラーゲン繊維やエラスチン繊維を切断します。
老化の原因70%が紫外線だといいますから、できるかぎりダメージを解消したいものです。
受けてしまった紫外線に有効なのがビタミンC。その強力な抗酸化作用で上記の紫外線による害を阻害してくれ、肌のターンオーバーを正常化したり、免疫力をあげる働きがあります。
それと同時にビタミンCは不安定な分子で壊れやすい性質をもっています。
また強くストレスを抱えていたりすると、そちらのケアに優先的に使われてしまうので、肌に機能してくる量は格段に減ってしまいます。そこで皮膚に直接働くよう改良されたのがビタミンC誘導体。これは肌に吸収されてからビタミンCとなるので、100%直接肌に効果を発揮できます。
ビタミンC誘導体には水溶性・油溶性があり、前者は即効性があり、後者は浸透性が高いのが特徴です。最近では両者の特徴を併せ持つビタミンC誘導体(APPS)が多く、基礎化粧品などに配合されているのでチェックしてみてください。
濃度は3%以下に配合されているものが多く、毎日の化粧水で取り入れるには十分な濃度です。特にシミやクスミ、毛穴の開きが気になる方は5~7%のものを使用しても構いませんが、そのぶん刺激が強くなるので、肌のひりつきなどを感じたら使用を控えてください。
特にニキビや濃いシミなどが気になる場合は、部分的にクリームやコットンを利用してあてるのも効果的です。
ビタミンC誘導体はある程度長期間使用することで効果が発揮できますので、夏の間だけに限らず、濃度を調整して通年使用すると美白、毛穴レスのきめ細かい肌を作っていくことができます。