とんかつを注文すると、ほとんどのお店でキャベツの千切りも一緒に付いてきますよね。何故とんかつや揚げ物にキャベツが付いてくるか不思議だと思ったことはありませんか?
「一緒に食べるとおいしいから?」
確かに口の中をスッキリさせるキャベツがあると、よりとんかつもおいしくなります。
でもとんかつを含め揚げ物にキャベツという組合せには、ちゃんとした理由があるのです!
キャベツには「ビタミンU」という成分が豊富に含まれていて、別名「キャベジン」とも呼ばれています。ビタミンUは「ビタミン」と書かれてはいますが、生体にとって必須な栄養成分ではないことから正式なビタミンではないと考えられています。
実はこのビタミンUが胃の粘膜を修復する働きを持っているのです。
ですから揚げ物など消化しにくい食べ物と一緒にキャベツを食べるということは、とても理にかなっているのです。
また食べ過ぎや飲みすぎで胃の調子が良くないという時にキャベツを食べるのも良いですね!「ちょっと胃の調子が良くないな」と感じたらキャベツを食べてみてください。
注意点としては、ビタミンUは熱に弱いので千切りなどにして生で食べることをお勧めします。野菜炒めなどにして火を通してしまうと、せっかくのビタミンUも壊れてしまい効果を発揮してくれません。
(関連項目)
・サプリと美容に関するその他の知識
・正しいキャベツの選び方と保存方法